川崎ヒナのRe:寂しい深海魚

社会人バンドマンがなんか色々書く。

引っ越しが終わりました。

 
そろそろ「あいつブログ作ったけどどうせすぐ更新しなくなるよ」とか言われそうなので書きます。
毎日書くとは言っていない。
楽しいことも義務になった瞬間に形骸化して面白くなくなるって昔から言ってるだろうが!
 
引っ越しが終わった。
前の部屋には東京に来てからずっと、8年近く住んだ。
毎週のように友達が来て、酒を飲んで下らない動画を見たりゲームをしたりした。
あの部屋でたくさん曲を書いた。
少しずつ物も増えていった。
いつも散らかしてて汚い部屋だったけど、あの部屋が僕のすべてだったよな。
 
8年使ったベッドからマットレスを下ろしたら、思っていたよりずっとガタガタになっていた。
そのベッドを解体しているとき、何故か頭にThe Birthdayの「KAMINARI TODAY」が流れてきて、泣けてしまった。
あの部屋が僕の国で、あのベッドが僕の城だったからね。
 
何もなくなった部屋の真ん中に座って、10分くらいボーッとしていた。
何もなくなってもやたらと居心地がよかった。
 
最後に、もう数ヵ月も経たない内にここには知らない人が住むんだな……と思いながら、部屋をぐるっと眺めた。
外に出ようとしたら、玄関の掃除のために開け放した扉から、小さい蜘蛛が入り込んでいた。
いつもなら潰してティッシュに包んで捨ててしまうような小さい蜘蛛だった。
僕は、次の住人はこいつなのか……と何だか笑ってしまって、そのまま部屋を後にした。
 
もう一生入ることのない、僕の大事な部屋。 
昔勤めていた会社にいた人の名前や机の配置がだんだん思い出せなくなってしまっているように、
あの部屋のことも少しずつ忘れていくのだろうか?
 
引っ越し先はとても広くて住みやすい部屋で、きっと不便もないだろう。
だからきっと忘れてしまうのだろうな。
それが悪いこととは思わないし、新しい部屋での生活が今からすごく楽しみでもある。
だけど少しだけ寂しいね。
8年間ありがとう。と声に出して扉に一礼。